東洋医学用語

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【肝】

読み:かん

五臓六腑の一つ。

臓器の肝臓を直接示すわけでなく、肝という新たな働きを持つものとして考えると分かりやすいと思う。

君主の官と言われる肝には、蔵血作用と疏泄作用という働きがあります。蔵血とは血を貯めておくこと。疏泄とは気を巡らせること。

肝の母は腎、肝の子は心であり、肝と相克関係にあるのが肺⇒肝。肝⇒脾となる。

五臓の肝は六腑の担と表裏関係にあり、関係性が強い。

~蔵血作用が原因で起こる症状~
めまい、みみなり、貧血、眼精疲労、かすみ目、充血、肩こり、腓返り、爪の変形、髪の毛のパサつき等

~疏泄作用が原因で起こる症状~
頭痛、めまい、みみなり、精神状態の乱れ、呼吸器の違和感、身体倦怠感

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