【血】
読み:けつ
血は血液の事を言います。血管内を流れる赤い液状物の事を言います。
血は、主として営気と津液で作られているため、血の過不足と運行の状態は営気と津液の生成に左右されます。
<特徴や症状>
血と津液の生成活動は、すべて気の生理活動によっています。
血の生成不足と消耗過多による状態の事を血虚と言います。原因としまして、
①飲食物の摂取不足による栄養不良
②情動の過度の乱れ
③過労や房事の不節制による血の消耗過多
④慢性病による血の消耗
があります。
血の運行は、気の推進性に依存しています。
原因としまして、血が熱しているときは、辛いものや塩味のものなど、味の濃いものなどを食すと、血の中に熱が鬱積して発生します。
寒性の飲食物を過度に摂取すると寒性の変調が起きます。
また寒性の変調が長引いたり、外傷による血の運行失調、打撲や捻挫によって、血痰性の変調が起きます。
その他備考や類義語や関連語句
血熱・血寒・血瘀(けつお)
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