【気】
読み:き
東洋医学では、気は活力があって、絶えず活動して、身体全身の新陳代謝などを推し進める働きや、熱を作ったり、その温度を保つ働きと、病気の原因から身体を守る働きがあります。
<特徴や症状>
気の思想からいいますと、人体の誕生から成長と発育、各臓腑から経絡などの組織器官の生理活動によります。
気の不足の事を、気虚と言います。
これは、気の生成不足と消耗過多、ある種の機能減退の病的状態の事を言います。
原因としまして、
①先天的な元気の不足
②飲食物の摂取が不足し、後天的な元気が補充されない
③心身の過労
④房事の不節制
⑤大病や長期間の療養など
があります。
気が不足すると、精神の萎縮・停滞、倦怠感、手足の無力感、めまい、自汗、風邪を患いやすい。症状が治りにくいなど現れやすいです。
気の停滞する事を、気滞と言います。
原因としまして、
①喜怒憂悲恐など情緒の乱れ
②飲食物の摂取の不調和
③痰や血などによる経絡の流注の阻害
④打撲・捻挫などによる損傷などがあります。
その他備考や類義語や関連語句
原気(元気)・宗気・営気(栄気)・衛気・真気・臓気・経気・胃気
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