疾患について

ぎっくり腰(急性腰痛症)

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ぎっくり腰(急性腰痛症)とは?


ぎっくり腰とは、正式には急性腰痛症と言います。

朝に洗顔をしている時、重いものを持とうとしたときなど何てことのない日常生活の中で、誰にでも起こりうる急性の腰痛のことです。

はっきりとした原因や発生機序は分かっていませんが体自体の原因だけではなくストレスなどの心理的因子なども関係していると言われています。

今回はぎっくり腰になってしまった時の対処法や治療法、またならないための予防法をご紹介していきます。

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西洋医学の視点から

<原因>
普段の姿勢不良や運動での疲労蓄積などによる循環障害、筋疲労、疲労物質蓄積などから急な動きや過度な負担が腰部にかかることで筋肉や靭帯、関節や軟骨に炎症が起こることで痛みを発現します。


<西洋医学的治療>
急性腰痛は比較的安静にしていれば発症2日〜3日で痛みが軽減します。その後も無理のない程度に日常生活をして体を慣らしながら動きをつけていくと発症10日以降で完治していくと言われています。ここで大事なのがRICE治療という急性炎症症状の応急処置に使われる応急治療方法です。

「RICE治療とは」

Rest(安静)
無理に体を動かさず楽な姿勢で安静に。
ウオ—キング:横向きで軽く膝を曲げて寝ると比較的痛みが和らぎます。

Ice(冷却)
痛めた場所に氷のうやビニール袋に氷と水を入ものをタオルで包み一回15分〜20分で1時間ごとに行いましょう。
長時間のアイシングは凍傷などの危険性があるので避けましょう。

Compression(圧迫)
コルセットでの圧迫をして姿勢の補助。

Elevation(挙上)
急性腰痛の場合は仰向けができる場合は膝下に枕を入れてあげる姿勢にしましょう。

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<予防>
発症して少し動ける状態の時や安静にして痛みが多少治ったりした場合は治療家のマッサージで血液循環を促進し固くなった筋肉を緩めたり歪んでアンバランスになっている体を整えたりしていくことで完治が早くなり今後の予防にもなります。

痛みが治まらない時や足にしびれが出ている場合は椎間板ヘルニアや腰椎すべり症、内臓病の恐れがあり、高齢者の方で骨粗鬆症がある方は圧迫骨折の恐れがありますので、かかりつけ医や整形外科に行っていただき診断していただいた方が良いでしょう。

東洋医学の視点から

<原因>
大きな原因としては冷えや湿気または疲労の蓄積やストレスなどにより気帯(気の滞り)瘀血(血の滞り)が起こり、体に十分な栄養が行かないことから腰痛になったり急性腰痛を発症すると考えられます。

五臓の中のには腰はの府とも言われ深いつながりがありには成長や発育、生命活動に必要な精というものが蓄えられております。

また、体内の水液代謝の調節もしていますので過労や加齢、房事過多、月経、冷えなどによりの機能が低下すると浮腫みや難聴などとともに腰も痛めやすくなります。


<東洋医学的治療>
急性腰痛に対する東洋医学的な治療は多くの場合、の機能を整えることを指針に腎兪という腰にあるツボや委中という膝の裏の真ん中あたりにあり気血が集まるツボなどに鍼を打つことで腎の機能を安定させ体全体の気血の流れを促通し痛みや筋の硬さを取り除いていきます。

鍼を患部に打つことで脳から鎮痛作用のある神経伝達物質が出ることやその部分に白血球が集まり炎症を抑えてくれることから鍼治療が有効と言えます。また電気パルスと言って鍼を打った所に低周波を流しより筋肉を柔らかくし経絡(の通り道)の促通をよくします。

冷えがある場合はお灸を使いお腹や患部を温めるとより回復が早くなります。


<予防>
急性腰痛の予防法とは一言で言えば生活習慣の見直しです。

①良い姿勢を心がける
顎を引き背筋を伸ばす姿勢を心がけ長時間同一姿勢をとらず、椅子に座っている時には深く腰掛けるようにしましょう。

②ストレッチ
入浴後や朝起きた時などに前屈や仰向けで寝ながら片足の膝を持ち胸に引き寄せる(交互)ストレッチ同じく仰向けで両膝を持ち胸に引き寄せるストレッチ、片足を曲げ伸ばしている方の足の方向に倒し腰をひねるストレッチなど簡単なものでいいので継続してやることで予防に繋がります。

③適度な運動
ウオ—キングやインナーマッスルを鍛える体幹トレーニング、姿勢維持に重要な腹筋の運動などをして筋力をつけ腰を支える筋力アップをしましょう。

④しっかりと休息をとる
毎日忙しかったり力仕事をしている方も多いと思います。
また、精神的ストレスが強い方もいますので体を冷やさないようにしっかりとした睡眠時間を取り趣味などでストレスを溜めないようにして参りましょう。

⑤バランスのいい食生活
食事は仕事などをしていたらどうしても偏ってしまうものですが自分で足りないものを把握ししっかりと栄養を補給することで日常生活における体の動きが活発になっていき腰痛の予防になっていきます。

急性腰痛ははっきりとした原因はわかっていませんが予防をすることで発症するリスクを格段に下げることができます。

慢性腰痛をお持ちの方も他の生活習慣病のお持ちの方も予防と同時に治療もできるので試してみてください。

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まとめ

ぎっくり腰(急性腰痛症)はどんな方でも突然になってしまう可能性があり、ひどい場合には生活に支障をきたすこともあります。

ただ、鍼灸治療などといった治療法もありますし、日頃の生活習慣を変えることで大幅に予防できる疾患でもありますので、ぎっくり腰対策に色々取り入れてみては如何でしょうか。

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